Tohoku University, International Center for Synchrotron Radiation Innovation Smart (SRIS)

活動activities

ビームライン設計協力

多様な計測解析ニーズに応える7本のコアリション・ビームライン 

科学の基本である観察と検証のニーズに、幅広い計測手法のラインナップで応える放射光施設。これまで国内にあった軟X線向け放射光施設に比べ100倍の輝度を持つ本施設は、その高い光源性能によってナノスケールでの対象物の形状や反応状態の観察を可能にします。

次世代放射光施設に設置される初期ビームラインは10本。そのうちの7本が、コアリション・メンバーが優先的に利用できるコアリション・ビームラインです。エンドステーションと呼ばれる実験室の種類は2種類。1つはルーチン計測を効率よく機動的に行う「高度自動化計測」ステーション。もう1つは、オペランド分光解析や多次元コヒーレントイメージングなど開発途上の計測や、イノベーションベンチを導入して挑戦的な測定をすることができる「先端計測」ステーション。コアリション・メンバーは、コアリション・ビームラインとその運用システムに関する議論に設計段階から参加することができます。

ビームラインの設計

3つのビームラインで見る光の分割技術

BL-I(09U)X線オペランド分光ビームライン構成

BL-Ⅲ(09W)X線階層的構造解析ビームライン構成