スマートラボ・研究部門紹介多元計測スマートラボ
スマートラボ・研究部門紹介Smart lab, Research department
多元計測スマートラボ
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- 研究概要
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トランススケール計測の開拓
持続可能な社会を実現に向けて、材料を多元的に観測することの重要性がますます高まっています。「材料」に関する現象を理解するためには、様々なスケールでの現象を捉える必要があります。例えば、コンクリート構造物を考えると、長時間にわたるマクロスケールの劣化だけでなく、短時間かつ局所的なマクロスケールの現象も把握する必要があります。このように、材料に関する現象を理解するためには、スケールを跨いで俯瞰的に考えることが不可欠です。我々は、これらのミクロスケールからマクロスケールまで繋ぐトランススケール計測を、ナノテラスの放射光計測をコアとして多元的な計測法を駆使して捉えることに挑戦しています。対象とするスケールは、素粒子の10-16メートルからインフラ構造物の数メートルまで、時間軸としては10-15秒から109年まで広範囲に及びます。具体的には、以下の研究テーマに取り組んでいます。- 新規センシング解析技術の開発
- 素粒子、イオン計測を利用したインフラ監視技術の開発
- 革新的イオン制御技術の開発
- イオントロニクスの開発
- 植物のモニタリングの開発