Tohoku University, International Center for Synchrotron Radiation Innovation Smart (SRIS)

研究者紹介researchers

研究者プロフィール

次世代検出法スマートラボ Next-generation detection system Smart Lab

上田 亮介 UEDA Ryosuke 講師
研究テーマ
X線CT再構成法の開発
X線位相イメージング法の開発
X線位相イメージングにおける機械学習の応用
研究キーワード
X線光学, X線イメージング, X線位相イメージング, トモグラフィ, 機械学習, シミュレーション
研究概要

実験と数理・データサイエンスによるX線位相イメージング法の探求

X線を使うと試料内部を見ることができます。特に、医療分野でも使われるCT(コンピュータ・トモグラフィ)法は3次元構造や断層像が得られる優れた観察手法です。また、X線は波としての性質を持ち、試料による波の位相変化をとらえることで高コントラストな画像を得ることもできます。私たちはこれらの技術を医療診断や材料科学研究などに役立てるため、以下の取り組みを行っています。
・新たなCT再構成手法や位相イメージング法私たちの研究では最先端の数理情報技術や機械学習法とX線イメージング法を組み合わせることで、これまでの方法では測定が難しかった条件下でもCT画像や位相画像を得る方法を開発しています。
・X線イメージングにおける新たな学理の探求実験で観察された現象について、X線光学の基礎理論に基づく数理モデルを用いて考察し、シミュレーションによる検証を行うことで、X線イメージングに関する学理を探求しています。

高速X線位相イメージングで可視化したレーザ加工時のABS樹脂(側面から見た微分位相像)。